エンジンオーバーホール
2018.10.28
147GTAのエンジンオーバーホールです。

エンジン下して





エンジンをばらしていきます。










外したヘッド。時間短縮の為、ヘッドは内燃機屋さんへ

お願いさせて頂きます。



長年に渡って溜まった汚れを落とします。

意外とこの掃除が大変。エンジンO/Hの半分位の時間が

この掃除に掛かってしまいます。

『そこまでしなくてもある程度でいいんじゃないですか?』

って思う方もいらっしゃると思いますが、

万が一何か問題が起こったとしても綺麗にしておけば、

原因追及が容易になりますし、何よりそこそこ洗ったくらいだと

お客様の感動はないですもんね。

まぁいいとこ社交辞令で

『綺麗にしてもらってありがとうございます』

とか言っていただけるかもしれませんが、

『ヤバッ!』 『なにこれ!』 『めちゃめちゃ綺麗やん!』

とはなりませんもんね。

当社の納車時の目標は、『お客様に鳥肌立たせること』です。

最高に調子よく、ピッカピカなエンジンに仕上げます。

Y様、出来上がりを楽しみにしててくださいね~!
2018.10.28 12:01 | 固定リンク | 整備・修理
エアークリーナー
2018.10.20
アルファロメオ147 2L TSが車検で入庫いたしました。

車検のお見積りをし、お客様とのやり取りを終えいざ車検へ。

車検へ行くのは私の仕事で、行き帰りの道中

運転させて頂いたのですが、なぜか遅い。

距離は6万㎞ぐらいだし、そんなにやれた車でもない。

でも加速は、1600ccの147ぐらいしかないのです。

帰ってきてスタッフに加速が悪いことを説明し、ボンネットを

開いてみると綺麗そのもの。

ん?なんだこのダイレクトエアークリーナーは・・・

そこにはカワイらしいエアークリーナーが付いているのでは

ないですか!ええ?軽自動車用?

お客様に連絡し聞いてみるとちゃんとアルファ147用として

売られているものを購入したと・・・。

こういうものが平気でアルファ用として売られているのか

現在も売っているのか知りませんが、

今回は、皆さんにエアークリーナ選びを失敗しない様に

お伝えしていきたいと思います。

下のがそのダイレクトエアークリーナー

まぁ手の大きさと比較しても見るからに小さいですけどね。



分解していきましょう



コンタマシンでカットします。





エアーが吸うヒダ状の部分をハンマーでたたいて綺麗に

伸ばしていきます。



次に、純正交換型のK&Nのエアークリーナーをバラして

いきます。



同じようにコンタマシンでカット





同じようにヒダ状の部分をハンマーで伸ばしていきます。



比べてください。



上側がK&Nの純正交換型エアークリーナー

下側の2本がダイレクトエアークリーナー

こうやって伸ばしてみると面積の違いが分かりますよね。

特殊なフィルターかと思いきや、K&Nとほぼ同等位の

目は詰まっていますね。

これじゃエアリストリクター(吸気制限)ですよね。

吸気ボックスからエアークリーナまで全て純正の戻し

走行してみるとその違いは歴然。

以前と比べてビックリするくらい速くなりました。

というか2Lの普通に戻りました。

私は、ず~~~っと申しておりますが、

レーシングカー以外、エアークリーナーは純正が一番。

スポーツ走行ぐらいですと、純正交換型がベストです。

どんなパーツでも購入する前に一度ご相談くださいね~。

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