156のエンジンマウント後側
2019.03.17
本日はアルファロメオ156のエンジンマウントの交換です。

エンジンの振動が大きく、あきらかにマウントがおかしい感じです。

エンジンマウントを外してみると



なんと



ゴムがちぎれています!

こんなん初めて見ました。




左新品


高さもこんなに違う



これですよ



ちぎれて分割されています。

これはホントにすごいです。

156系はどんどん純正部品がなくなってきている中

めちゃくちゃ重要なエンジンマウントも純正品は廃番になって

ます。かれこれ3年前ぐらいから廃番になってます。

OEM製品だけはあったのですが、去年いや一昨年前から

OEM品も前側左右は廃番で、現在、後側のマウントしか残って

いないのが現状です。この後ろ側のマウントもいつなくなることやら…。

ドキドキです。

マウント以外に左前側のサスペンションからギコギコ、コトコト音が

出ています。

原因はお決まりのアッパーアームかロワーアームもしくは両方。

今回はアッパーアームだけですみました。





人間でいうところの関節がおかしいやつですね。

人間は交換できませんが、車は新品に交換できます。



元々調子も良かったので、ダメなとこ直すだけで

更に元気になっちゃいました。

156もまだまだ現役ですね。

音なりは、ほっておいても良くなることはありません。

愛車が発しているサインです。

大切な相棒のお車、ただ単なる移動手段のお車

お客様にとって愛車の形は様々です。

でも、愛車が無くなってしまうとすごく不便だと思います。

少しだけお時間取って頂いて、たまに点検してあげてはいかがですか?

長い長い人生のたった1~2時間です。

ユニコルセ TEL:06-4865-4774 担当:畑本(ハタモト)
2019.03.17 19:05 | 固定リンク | 整備・修理
ジュリエッタ ブレーキ
2019.02.24
本日はジュリエッタのフロントブレーキパッド&ローター交換です。



パッドが減って、エラーが出たので交換です。

外したパッドはこんな感じ↓↓



新品パッドはこんな感じ↓↓



ローターの耳も出てきたので一緒に交換です。





交換して綺麗にしたら、ジュリエッタちゃんも喜んでます。

T様、遠いところから、お越し頂きありがとうございました。
2019.02.24 20:43 | 固定リンク | 整備・修理
最近多いアバルト500系のギアが入らない症状
2019.02.06
こんばんは

本日は、アバルトのギアが入らなくなる現象の修理です。

単純に入らなくなると言っても色々あるのですが

『たまに、バックに入れようとしたら入らない。』

『たまに、どこのギアにも入らなくなる』

等ございましたら要注意!

ミッション内部の可能性があります。

ギアを変速するためのシャフトのピンが

抜けかける現象です。

さてバンパー外してスタートです。





ミッション下しました。結構汚いです。



アクチュエーター取ると・・・



ピンが飛び出してアルミ部分を削っています。



左がピンからネジ式に変更された新品の対策品



ピンタイプは、打ち込んでいるだけなので

抜けてしまうんでしょうね。

ネジ式で、緩み止めも塗ってあるので

安心です。



アルミのカバーめちゃ削れてますね



ついでなのでギアも一緒にチェック



ケースも綺麗に洗浄



ピカピカに



ギアを組み込みます



そして完成



バックギアに入らない、1速に入らないって場合は、

この現象が非常に多いのですが、

絶対にこれが悪いとはいえません

ですが、当社のテスター診断で

『サブシステムエラー』とでたら大体

この故障です。

ミッション上のアクチュエーターを外せば、

シャフトが見えますので判断着くのですが、

アクチュエーターを外すのにブレーキのABSを

外すか、ミッション下すかしないとダメです。

当社はミッションをおろし、ついでにミッション内部も

おかしくないかチェックします。

そしてもう一度きっちり綺麗に組み直します。




『え!僕もこんな症状ある~』 って方は

心の準備しておいてください(笑)
2019.02.06 21:28 | 固定リンク | 整備・修理
ユニコルセのメンテナンス
2019.02.03
今日はユニコルセのメンテナンスを紹介します。

修理作業と一言で言っても色々な考え方や、方法があります。

ユニコルセの作業は、

『お客様の見えないところまで綺麗に。』

『お客様の為になるもうひと手間を。』

ということをいつも心がけて作業させて頂いております。

例えば、ドライブシャフトのブーツが破れた時

グリスを足してブーツ交換だけをする作業なんてことは

やりません。


ドライブシャフトのボールジョイント、いわゆる

ベアリング部を全てバラし、綺麗にしてベアリングを

チェックします。そこでOKなら新品のグリスに完全に

入替えてからブーツを交換します。

いわゆるオーバーホールをさせて頂いております。

なぜそこまでするのか?



それはブーツが破れた原因のなぜなぜ分析です。

破れた原因がブーツのゴムの劣化だけなのか?

それともベアリングに問題があり、ベアリングの温度が

上昇し、ブーツが破裂しているのか?

ベアリングが壊れていてその破片で破れているのか?

色々考えられます。

そういったことを踏まえて全てオーバーホールします。

これはサーキットの車両をメンテナンスしているお蔭で

当たり前になっていますが、通常のドライブシャフトブーツ

交換と違い時間のかかる作業です。

だから当社の工賃はその辺の整備工場より値段だけを

見れば少し高いかもしれません。

クラッチ交換にしても同じです。

折角ミッションを下したんだから、隅々まで綺麗にし

オイル漏れ等で汚れているところも綺麗に掃除します。




折角ミッション下したのに、油まみれや、クラッチの粉だらけの

ミッション載せられるなんて僕は絶対に嫌です。

そもそもどこからオイルが漏れているのか分からない油まみれの

車なんて嫌です。

そういったもうひと手間の作業はお客様にとっては

見えない部分なので、やってもやらなくても正直分からないです。

ですが、数ある整備工場の中からユニコルセを選んでご来店

頂いているお客様には価格以上の作業をさせて頂きたいです。

うちのスタッフは全員

ここまでやるやつおらんやろ~

こんなめんどくさいことやるやつおらんやろ~

お客さんここまでやってるの知らんけど分かった時びびるやろな~

とか考えながら、作業させて頂いております。

カッコつけるわけではなく純粋にお客様への熱い気持ちで

んなことしてます。
2019.02.03 21:16 | 固定リンク | 整備・修理
エンジンオーバーホール
2018.10.28
147GTAのエンジンオーバーホールです。

エンジン下して





エンジンをばらしていきます。










外したヘッド。時間短縮の為、ヘッドは内燃機屋さんへ

お願いさせて頂きます。



長年に渡って溜まった汚れを落とします。

意外とこの掃除が大変。エンジンO/Hの半分位の時間が

この掃除に掛かってしまいます。

『そこまでしなくてもある程度でいいんじゃないですか?』

って思う方もいらっしゃると思いますが、

万が一何か問題が起こったとしても綺麗にしておけば、

原因追及が容易になりますし、何よりそこそこ洗ったくらいだと

お客様の感動はないですもんね。

まぁいいとこ社交辞令で

『綺麗にしてもらってありがとうございます』

とか言っていただけるかもしれませんが、

『ヤバッ!』 『なにこれ!』 『めちゃめちゃ綺麗やん!』

とはなりませんもんね。

当社の納車時の目標は、『お客様に鳥肌立たせること』です。

最高に調子よく、ピッカピカなエンジンに仕上げます。

Y様、出来上がりを楽しみにしててくださいね~!
2018.10.28 12:01 | 固定リンク | 整備・修理

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